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PWBとPCBの違いとは?プリント基板用語の意味や使い分けをわかりやすく解説

初出公開日 Oct 24, 2026, 更新日 Oct 23, 2026

1 min

目次
  • PWBとはなにか
  • PCBとはなにか
  • PWBとPCBの違い
  • なぜPCBの方が普及したのか
  • 日本ではPWBが残っている理由
  • PCB設計者が知っておきたい関連用語
  • まとめ

 電子機器や基板設計について調べていると、「PWB」と「PCB」という2つの用語を目にすることがあります。現在ではPCBという表現が一般的ですが、企業の技術資料や製造関連の文書ではPWBという言葉も使われています。

 そのため、「両者は何が違うのか」「どちらが正しい呼び方なのか」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。この記事では、PWBとPCBの違いや歴史的な背景、現在はどのように使い分けられているのかをわかりやすく解説します。

PWBとはなにか

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 PWBは「Printed Wiring Board」の略で、日本語では「プリント配線板」と呼ばれます。 その名前の通り、PWBは基板上に形成された配線部分に着目した表現です。

 電子部品が実装される前の状態でも使用されることがあり、プリント基板を指す言葉として長年利用されてきました。日本国内では製造業や品質関連の文書において、現在でもPWBという表現が残っていることがあります。

PCBとはなにか

 PCBは「Printed Circuit Board」の略で、日本語では「プリント回路基板」と訳されます。現在は世界的にPCBという表現が主流です。

 PCBは、配線だけでなく回路として機能する基板全体を表す言葉として広く使われています。例えば以下のような表現は一般的です。

  • PCB設計
  • PCBレイアウト
  • PCB製造
  • PCBアセンブリ
  • PCB試作

年の設計ツールや基板メーカーの資料でも、ほとんどがPCBという表記を採用しています。

PWBとPCBの違い

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 両者は似た意味で使われていますが、厳密には着目している対象が異なります。

用語意味
PWBPrinted Wiring Board(配線板)
PCBPrinted Circuit Board(回路基板)
 PWBは「配線板」、PCBは「回路基板」という違いがあります。ただし現在の業界では厳密に区別されることは少なく、ほぼ同じ意味で使われています。ただし、現代の電子機器開発では両者を明確に区別せず、ほぼ同じ意味で使用しているケースがほとんどです。

なぜPCBの方が普及したのか

 電子機器が高度化するにつれて、基板は単なる配線を載せるための板ではなくなりました。信号伝送や電源供給、ノイズ対策、放熱設計など、多くの機能が基板設計に求められるようになったのです。

 その結果、「配線板」という意味合いのPWBよりも、「回路基板」を意味するPCBの方が実態に近い表現として普及しました。現在では設計ソフトウェアや部品メーカー、基板メーカーの多くがPCBという表現を採用しています。

日本ではPWBが残っている理由

 現在でも日本の製造業ではPWBという言葉を目にすることがあります。その理由として、

  • 古くから使用されてきた業界用語である
  • 社内標準や品質文書に残っている
  • JISや過去の規格との関係がある

といった背景があります。特に長い歴史を持つ製造業では、設計図面や品質管理資料にPWBという表現が残っていることは珍しくありません。そのため、基板関連の仕事をする場合は両方の用語を知っておくことが重要です。

PCB設計者が知っておきたい関連用語

 PWBやPCBとあわせて知っておきたい用語もあります。

PCBA

 PCBAは「Printed Circuit Board Assembly」の略で、電子部品が実装された状態の基板を意味します。実務では部品実装後の基板も含めてPCBと呼ぶこともありますが、製造業界では部品実装工程まで完了した基板を明確に区別するためにPCBAという表現が用いられます。そのため、

  • PCB:プリント基板
  • PCBA:部品実装済みプリント基板

と理解しておくとよいでしょう。

まとめ

 PWBは「Printed Wiring Board(プリント配線板)」、PCBは「Printed Circuit Board(プリント回路基板)」の略です。厳密にはPWBが配線板、PCBが回路基板を意味しますが、現在の業界ではほぼ同義語として扱われています。

 近年はPCBという表現が世界標準となっていますが、日本の製造業ではPWBも引き続き利用されています。基板設計や電子工作を学ぶ際は、両者の違いと背景を理解しておくことで、技術資料やメーカー情報をより正確に読み解けるようになります。

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