ESP32を基板に載せる前に確認したい電源・ピン配置の注意点
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- Arduinoと同じ感覚で使うと失敗しやすい
- ESP32は5Vではなく3.3V系で考える
- Wi-Fiを使うなら電源に余裕を持たせる
- GPIOは全部同じようには使えない
- 通信ラインとアンテナ周辺も確認する
- まとめ
ESP32は、Wi-FiやBluetoothが使える便利なマイコンです。Arduino IDEでも扱えるため、電子工作をはじめとして、IoT用途でもよく使われます。
ただし、ESP32を基板に載せるときは、Arduino Unoと同じ感覚で配線すると失敗することがあります。特に注意したいのは、3.3V電源、GPIOの選び方、Wi-Fi通信時の電流、通信ラインの引き回しです。
Arduinoと同じ感覚で使うと失敗しやすい

ESP32はArduino IDEで使えるため、Arduinoと同じように扱えると思われがちです。しかし、ESP32基板を自作するときは、電源電圧やピン配置をよく確認する必要があります。
ブレッドボードや開発ボードでは動いていた回路でも、自作基板にすると不安定になることがあります。原因は、電源容量が足りない、GNDが弱い、コンデンサの位置が悪い、起動に関係するGPIOを不用意に使っている、などさまざまです。
ESP32は5Vではなく3.3V系で考える
ESP32の信号は、基本的に3.3V系として考えます。Arduino系は5Vで駆動しますから、ここの差を意識するのがポイントです。5Vで動くセンサーやリレー基板をそのままGPIOへつなぐと、ESP32側のピンに負担がかかる場合があります。
開発ボードではUSB端子や5V入力から使えるものもありますが、基板に組み込む場合は、ESP32へ安定した3.3Vを供給できる設計にすることが大切です。レギュレータを使う場合は、ESP32本体だけでなく、周辺回路の消費電流も合わせて確認します。
Wi-Fiを使うなら電源に余裕を持たせる

ESP32で起きやすいトラブルの一つが、Wi-Fi通信時のリセットです。何もしていないときは動いているのに、Wi-Fiへ接続した瞬間やデータ送信時に再起動する場合、電源が弱い可能性があります。
そのため、ESP32基板では電源ラインを細くしすぎないこと、GNDをしっかり取ること、電源入力部やESP32の近くにコンデンサを置くことが重要です。また、モーターやリレーなど、消費電流の大きい部品と同じ電源を使う場合は、電圧低下やノイズにも注意します。
GPIOは全部同じようには使えない
ESP32には多くのGPIOがありますが、すべてを自由に使えるわけではありません。入力専用のピン、起動時の状態に関係するピン、書き込みや通信で使われるピンがあります。
特に起動に関係するピンへLED、スイッチ、外部回路を不用意につなぐと、電源投入時に起動しない、書き込みモードに入らない、といった問題につながることがあります。基板化するとあとからピンを変更しにくいため、どのGPIOを何に使うかを先に整理しておきましょう。
通信ラインとアンテナ周辺も確認する
ESP32では、I2C、SPI、UARTなどの通信を使うことがよくあります。センサーや表示器をつなぐ場合は、どの通信を使うのか、どのピンに割り当てるのかを早めに決めておくと、基板設計がしやすくなります。
通信ラインを長く引き回したり、モーターや電源ラインの近くを通したりすると、動作が不安定になることがあります。また、Wi-Fiを使う基板では、アンテナ周辺に部品や銅箔を近づけすぎないようにするなど、配置にも注意が必要です。
まとめ
ESP32を基板に載せる前には、3.3V電源、Wi-Fi通信時の電流、GPIOの制約、通信ラインやアンテナ周辺の配置を確認しておくことが大切です。
ESP32は便利なマイコンですが、電源やピン配置をあいまいにしたまま基板化すると、起動しない、書き込めない、Wi-Fi接続時だけリセットする、といった問題につながります。まずは開発ボードで動いた回路をそのまま写すのではなく、基板として安定して動く形に整理してから設計しましょう。


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