PCB設計ソフトウェアでテントによるプリント基板の設定方法を設定する方法
1 min
はじめに
ビアテントとは、ビアパッドをはんだ付けせずにインクでパッドを覆うことを指し、ほとんどの回路基板で広く使用されているプロセスです。
PCB設計の重要な部分であり、ビアを保護し、ボードの耐久性と性能を向上させます。このガイドでは、Altium Designer(AD)やProtel 99などの一般的に使用されるソフトウェアでPCBビアテンティングを設定し、ガーバーファイルが必要な製造基準を満たしていることを確認する方法を紹介します。
検査基準:ビアパッドは、リフローはんだ付けまたは手動はんだ付けのいずれであっても、はんだに付着してはいけません。
ガーバー出力とビアテント
Gerber出力で注文されたPCBの場合、JLCPCB注文プラットフォームで選択した「Via Tenting」または「Via Expose」オプションは適用されません。 Gerberファイルは最終的なビア属性を決定するため、提出する前にファイルを正しく設定することが重要です。
ビアテントが重要な理由
ビアテントは、汚染物質がビアに影響を与えるのを防ぎ、回路基板の全体的な安定性を向上させるのに役立ちます。デフォルトでは、ADとProtel 99はビアを露出した状態でエクスポートするため、Gerberファイルを作成する前に、テントを適用するように設定を調整する必要があります。 方法は次のとおりです。
Altium Designer(AD)のテントを使用する方法
1. Altium DesignerでPCBデザインを開きます。 viaをダブルクリックしてプロパティを開きます。「Force complete tenting on top「と」Force complete tenting on bottom"の前にあるボックスをチェックします。
• 上部に強制的に完全なテントを適用します」は、ビアが最上層に覆われていることを意味します。
• 下部に完全なテントを強制的に適用する」は、ビアが下層に覆われていることを意味します。
2.編集したビアを右クリックし、コンテキストメニューから「類似オブジェクトの検索」を選択します。ダイアログボックスで、「ソルダーマスクテント - 上/下」の横にある両方のボックスを選択し、[OK]をクリックして変更を適用します。
これらのステップを完了すると、Gerberファイルをエクスポートする際にテンテッドビアが含まれます。
Protel 99のテントを介して
1.Protel 99でPCBデザインを開き、[デザイン]→[ルール]に移動します。ルールメニューから「はんだマスクの拡張」を選択し、ダブルクリックして設定を開きます。
テント設定を設定します:
2.ソルダーマスク拡張ルールメニューに表示された指示に従って、すべてのテント設定を完了します。
「OK」をクリックして設定を保存し、ガーバーファイルをエクスポートします。
これらの手順に従うと、製造要件に合わせてProtel 99の設計に適合するようにビアがテント状に配置されます。
結論
テントによるマスタリングは、高品質で信頼性の高いPCBを製造するために重要です。Altium DesignerまたはProtel 99でテントを作成することで、ガーバーファイルが製造用に正しく構成されていることを確認することができます。適切にテントされたビアは、PCBの寿命と性能を向上させ、環境要因から保護します。
最良の結果を得るには、JLCPCBなどのメーカーにガーバーファイルを提出する前に、必ずビアテント設定をご確認ください。
学び続ける
放熱基板とは?LEDや電源回路で熱を逃がすための基本
電子工作や基板設計では、電気の流れだけでなく「熱」も考える必要があります。特にLEDや電源回路では、部品が発熱しやすく、熱をうまく逃がせないと故障や寿命低下の原因になります。 そこで重要になるのが、放熱を意識した基板設計です。放熱基板とは、部品から出た熱を基板全体や外部へ逃がしやすくした基板のことです。高輝度LED、パワーLED、電源回路、モーター駆動回路など、発熱しやすい回路で重要になります。 なぜ基板で放熱を考えるのか 電子部品は動作するとき、少なからず熱を出します。小さなLEDを1個光らせる程度なら大きな問題にならないこともありますが、LEDをたくさん並べたり、電源ICやパワートランジスタを使ったりすると、発熱は無視できない設計要素になります。 LEDの場合、熱がこもると明るさが不安定になったり、発光効率が落ちたり、寿命が短くなったりすることがあります。電源回路では、電源ICやトランジスタが高温になり、保護機能が働いて出力が止まったり、電圧が不安定になったりすることがあります。 このような問題は、完成後に部品を交換するだけでは解決しにくいことがあります。熱の逃げ道が基板上に用意されていなけれ......
メタルマスクとは?表面実装でクリームはんだを印刷するための金属版
表面実装部品を使ったプリント基板では、部品を載せる前に、基板上のパッドへクリームはんだを塗る工程があります。このとき、必要な場所だけにクリームはんだを印刷するために使われるのが、メタルマスクです。 メタルマスクは、電子工作で毎回使う道具というより、表面実装基板を作るときや、基板実装を外注するときに関係する治具です。この記事では、メタルマスクが何をするものなのか、どこで作られるのか、KiCadで設計するときに何を意識すればよいのかを整理します。 メタルマスクはクリームはんだを印刷する金属版 メタルマスクは、基板のパッド位置に合わせて穴が開けられた薄い金属板です。基板の上にメタルマスクを重ね、その上からクリームはんだを広げると、穴の開いた部分だけにクリームはんだが残ります。 イメージとしては、ステンシルや版画に近いものです。必要な場所だけにインクを通す代わりに、メタルマスクでは必要なパッドだけにクリームはんだを通します。これにより、小さな表面実装部品でも、はんだを決まった位置に載せやすくなります。 表面実装でははんだの位置と量が重要になる 表面実装では、部品の足を穴に通すのではなく、基板表面のパッドに......
スイッチを基板に載せる基本|端子・向き・固定方法を解説
電子工作でLEDを光らせたり、マイコンへ入力したりするとき、スイッチはとても身近な部品です。ブレッドボードでは簡単に試せても、いざ基板に載せるとなると、端子の向き、取り付け位置、押しやすさ、固定方法などを考える必要があります。 特にタクトスイッチ、スライドスイッチ、トグルスイッチのような部品は、回路上の役割だけでなく、人が操作する部品でもあります。この記事では、スイッチを基板に載せるときに意識したい基本を、電子工作の視点で整理します。 スイッチは電気信号を切り替える部品 スイッチは、回路をつないだり切ったりするための部品です。LEDのON/OFF、電源の切り替え、マイコンへの入力、モード選択など、さまざまな場面で使われます。 電子工作でよく使うものには、押している間だけONになるタクトスイッチ、レバーを動かして状態を切り替えるスライドスイッチ、パネルに取り付けて操作しやすいトグルスイッチなどがあります。どれも「スイッチ」ですが、操作方法や端子の構造は少しずつ違います。 また、スイッチで直接大きな電流を流すのではなく、スイッチ信号をきっかけにトランジスタを動かすスイッチ回路にすることもあります。小さ......
LED基板を自作する方法|電流制限抵抗と放熱の基本
LEDを使った電子工作では、ブレッドボードで光らせるだけなら比較的簡単です。しかし、LED基板として自作する場合は、ただLEDを並べて配線すればよいわけではありません。 特に大切なのが、電流制限と放熱です。LEDは小さな部品ですが、流す電流を間違えると壊れたり、明るさが安定しなかったりします。また、LEDを多く使う場合や、高輝度LED、パワーLEDを使う場合は、熱の逃がし方も考える必要があります。 LEDには電流制限が必要 LEDは、電圧をかければ自動的に適切な電流で光る部品ではありません。必要以上の電流が流れると、LEDが熱くなり、寿命が短くなったり故障したりする原因になります。 そのため、基本的なLED回路では、LEDと直列に電流制限抵抗を入れます。抵抗値は、電源電圧、LEDの順方向電圧、流したい電流から考えます。電子工作では、LEDの明るさだけでなく、部品に無理をさせないことも大切です。 抵抗の場所と数を考える LED基板を自作するときは、抵抗をどこに置くかも決めておきます。LEDを1個だけ光らせるなら、LEDと抵抗を直列につなぐだけで考えやすいです。 複数のLEDを並べる場合は、すべてのL......
ICパッケージ基板とは?半導体チップとPCBをつなぐ役割
ICパッケージ基板は、半導体チップとプリント基板をつなぐための小さな基板です。スマートフォンやパソコンなどの中にあるICは、半導体チップだけがそのまま大きな基板に載っているわけではありません。 半導体チップはとても小さく、端子の間隔も細かいため、一般的なプリント基板へ直接つなぐのは難しくなります。そこで、チップとPCBの間に入り、信号を受け渡す役割をするのがICパッケージ基板です。 半導体チップとPCBの橋渡しをする ICパッケージ基板の大きな役割は、半導体チップの細かい接続を、プリント基板で扱いやすい接続へ変換することです。チップ側の端子は非常に細かく並んでいますが、PCB側ではそれより広い間隔で接続する必要があります。 つまり、ICパッケージ基板は、細かい世界と大きな基板の世界をつなぐ中間基板のような存在です。小さなチップの信号を外へ引き出し、電子機器全体の回路につなげます。 なぜ普通のPCBに直接つなげないのか 半導体チップの端子は非常に細かく、そのまま一般的なプリント基板へ直接つなぐのは難しいです。プリント基板側の配線やランドは、チップ内部の微細な端子ほど細かく作られていませんし、もしそこ......
ESP32を基板に載せる前に確認したい電源・ピン配置の注意点
ESP32は、Wi-FiやBluetoothが使える便利なマイコンです。Arduino IDEでも扱えるため、電子工作をはじめとして、IoT用途でもよく使われます。 ただし、ESP32を基板に載せるときは、Arduino Unoと同じ感覚で配線すると失敗することがあります。特に注意したいのは、3.3V電源、GPIOの選び方、Wi-Fi通信時の電流、通信ラインの引き回しです。 Arduinoと同じ感覚で使うと失敗しやすい ESP32はArduino IDEで使えるため、Arduinoと同じように扱えると思われがちです。しかし、ESP32基板を自作するときは、電源電圧やピン配置をよく確認する必要があります。 ブレッドボードや開発ボードでは動いていた回路でも、自作基板にすると不安定になることがあります。原因は、電源容量が足りない、GNDが弱い、コンデンサの位置が悪い、起動に関係するGPIOを不用意に使っている、などさまざまです。 ESP32は5Vではなく3.3V系で考える ESP32の信号は、基本的に3.3V系として考えます。Arduino系は5Vで駆動しますから、ここの差を意識するのがポイントです。5......