PCBファイルで異なるデザイン

複数のプリント基板を同じガーバーに統合したいお客様もいらっしゃいますが、その場合、注文は1枚になり、パネルの製作が複雑になります。一方、基板の外形をカットするのが難しくなります。そのため、通常、追加料金をいただきます。

注：この追加料金は、パネル上のPCBが異なる場合にのみ適用されます。

FR4/アルミ/ロジャース/PTFEテフロン/銅コアPCB

下の左側の画像のような基板は異なるデザインでも追加料金は発生しませんが、右側の画像のような基板は追加料金が発生します。

何が異なるデザインとみなされるのか？

1. 基本的に、FR4、アルミ、銅コア、ロジャース、PTFEテフロンについては、PCB内のトレース/シルクスクリーン/ソルダーマスクが異なる場合、Vカット、フライス加工、ドリル穴の有無にかかわらず、分離できる限り、異なる設計とみなされます。

2. 1つのガーバーファイルの中の基板が同じであるが、それらの間に接続がなく、顧客がそれらを個々に受け取ることを望む場合、それはまた異なる設計とみなされ、余分な費用が発生します。

例えば、下の写真がFR4、アルミ、銅コア、ロジャース、PTFEテフロンの場合、5つの異なるデザインが含まれているとみなされます。右側のセクションには8種類のデザインがありますが、これらのデザイン間の接続ビットはなく、基板を分離するためのスロット、Vカット、スタンプホールもありません。また、これらの異なるデザインは、ボードのアウトラインが大きい。従って、右側のセクションは1つのデザインとみなされます。

もしお客様が試作の段階にあり、FPC以外の材料で発注する際に費用を節約したいのであれば、Vカットライン、タブ、ミリングスロットのない1つの長方形/正方形の基板外形に異なるデザインをすべて配置するのが経済的です。

しかし、基板を受け取った後、顧客は基板を分離する必要があります。

下のPCBのように、黄色の線はシルクスクリーンのレイヤーに描かれており、余分なコストをかけずに3つの異なるPCBを1つのガーバーに統合する方法を示しています。

フレキシブルPCB

フレキシブルPCBの場合、ハサミで簡単にカットできるので、スロット/スタンプホール/Vカットラインの有無にかかわらず、通常の有効な電気接続がなければ、異なるPCBがあるとみなされます。

下の写真の場合、FPCのオーダーであれば、12種類のデザインがあることになります。