UL認証
最終更新日: Sep 17, 2025
アンダーライターズ・ラボラトリーズ(UL)とは何ですか?
ULはアメリカ合衆国における製品安全の認証機関です。アンダーライターズ・ラボラトリーズ(UL)は、対応する米国の製品安全要件に基づき世界中の製品を試験し、これらの製品がアメリカ合衆国のあらゆる地域で販売されることを可能にします。
PCBにULマークを追加する方法
JLCPCBのUL識別番号はE479892です。現在8種類の有効基板クラスがあり、それぞれ以下の通り固有のULマークを有しています。
| Certification | Material Type | Base Material and Layers | Type Number |
|---|---|---|---|
| JLC-1 | Nan Ya NP-140F Nan Ya NP-155F | FR-4 Multi-layer (4-32 layers) | |
| JLC-2 | Nan Ya NP-140F | FR-4 Single/two-layer | |
| JLC-3 | KB-6164-TG135 S1141 TG135 S1000H TG155 | FR-4 Single/two-layer | |
| JLC-4 | KB-6164 TG135 S1141 TG135 KB TG155 S1000H TG155 Shengyi S1000-2M - TG170 | FR-4 Multi-layer (4-32 layers) | |
| JLC-5 | RO4350B | Rogers | |
| JLC-6 | ZYF265D(Dk=2.65,Df=0.0019) ZYF255DA(Dk=2.55,Df=0.0018) | PTFE Teflon | |
| JLC-7 | ZYF300CA-C(Dk=2.94,Df=0.0016) ZYF300CA-P(Dk=3.0,Df=0.0018) | PTFE Teflon | |
| JLC-8 | HY-7000 | Aluminum |
現在、JLCPCBが追加するULマークはオンラインで公開されています。
PCBにULマークが必要な場合、選択した材料とULタイプの不一致を避けるため、JLCPCBによるULマークの追加を強く推奨します。
JLCPCBによるULマーク追加をご希望の場合は、「材料タイプ」を必ず指定してください。
注文ページでは、ULマークに以下の3つのオプションがあります:
①なし:
JLCPCBがULマークを追加しないことを意味します。ただし、お客様自身でガーバーファイルにULマークを追加することは可能です。下記「お客様による追加」の注意事項をご確認ください。
②あり(任意の位置):
JLCPCBがPCB上のランダムな位置にULマークを追加することを意味します。基板上に十分なスペースがない場合、事前の通知なくULマークの追加を見送る場合があります。
③はい(位置指定):
お客様が希望するPCB上の位置にULマークを追加するよう指定できます。このオプションを選択するとエディタが起動します。位置に加え、ULマークの寸法や回転角度も調整可能です。
「任意の位置」または「指定位置」を選択した場合、「生産ファイル確認」オプションを推奨します。元のガーバーファイルのシルクスクリーン層にはULマークを含めないでください。当社エンジニアがご注文情報に基づき生産ファイルを作成する際に、対応するULマークを追加します。
お客様による追加:
お客様ご自身でガーバーファイルにULマークを追加することも可能です。ただし、ご注文時に選択された基板材料、層数、指定材料タイプは、ガーバーファイル内のULタイプ番号と一致している必要があります。
ご注文の際は、上記表に記載の当社対応ULタイプを必ずご確認ください。ガーバーファイルに既にULマークが含まれている場合、ULマークオプションで「はい」(任意の位置または指定位置)を選択しないでください。他社製ULマークの使用は認められません。
注記:
UL認証適合のため、JLCのULマーク追加サービスを強く推奨します。
下記の場合、当社は一切の責任を負いません:
1. 顧客が元のガーバーファイルに無許可でULマークを追加し、生産後に問題・紛争が生じた場合
2. オリジナルガーバーファイルに既にULマークが含まれており、選択された基板材料、基板層数、または指定された材料タイプと一致しない場合。
3. オリジナルガーバーファイルに既にULマークが含まれており、JLCPCBによるULマーク追加を再度選択した結果、基板上にULマークが重複して印刷された場合。
4. JLCPCBによるULマークの追加が必要だが、任意の位置に追加するスペースがない、またはPCB上の要素が指定位置へのULマーク追加を妨げるため、ULマークが印刷されない。